「多様な生き方・暮らし方」講座 コミュニケーションってなに? 〜聞く力について学ぼう〜

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「多様な生き方・暮らし方」講座 コミュニケーションってなに? 〜聞く力について学ぼう〜
株式会社カインズ

2025年1月11日(土)、今年もくみまち学校がスタートしました。あと3か月程で新学期となり、クラスが変わったり中学校へ入学したりと、新しい出会いが増える時期がやってきます。同じクラスの人はもちろん、他のクラスや学年の人とも仲良くできたら、とても充実した毎日になりそうですよね。
そこで大切なのが“コミュニケーション”です。ただ話すだけ、聞くだけではないですよ!どんなことに気をつければ良いのかポイントをしっかりおさえ、コミュニケーション上手を目指しみませんか?

くみまち学校についての詳細はこちらをご覧ください。

子どもたちが授業中にリラックスして参加している様子。机の前に座り、集中している男の子と笑顔の女の子が映っている。
この座り方と表情、何を表現しているのでしょう?

今回の学習テーマは、コミュケーションってなに?〜聞く力について学ぼう〜です。
家や学校、買い物やお友達と遊ぶときなど、様々な場面で必要になるコミュニケーション。言葉以外に、表情や声のトーン、仕草も気持ちを伝える手段になっています。でも、伝えることだけが大切ではないんです。
今回注目するのは“聞く(聴く)力”!
普段の自分はどのように話を聞いているか、思い出しながら一緒に学びましょう。

目次

聞く態度で変わる話し手の気持ち

会話をするとき、みなさんはどんな態度で話を聞きますか?集中して聞くこともあれば、何かをしながら聞いてしまう場合もあるかもしれません。コミュニケーションというと話すことに意識を向けがちですが、実は聞くことがとても大切なんです。なぜ聞く態度が重要なのか、どのように聞くと良いのか、態度によって話す相手はどんな気持ちになるのかは、実際に体験しながら考えていきます。

コミュニケーションの練習を示すイラストで、話す人と聞く人の違った態度が描かれています。話す人は最近楽しかったことを話し、聞く人は態度に応じて反応を示す様子が表現されています。
最近楽しかったことをテーマに、ペアで1分間話します
子どもが机に座り、前にいる人と話をしている場面。背景にはプロジェクターや机があり、暖かい雰囲気の教室内。
足を乗せて下を向き、悪い態度を実践中

良い態度のときは姿勢を正して真っ直ぐ相手を見て、悪い態度のときは目を合わせなかったり体勢を崩したり。そして最高の態度では、頷く、聞いたことを確認する、笑顔でいるなど相手の話に関心のある様子を見せてくれました。笑顔で聞いてもらうと、相手も自然と笑顔になるんですよね。

笑顔で友達と話している子供の写真
笑顔で聞く最高の態度!

良い態度・悪い態度・最高の態度で話を聞いてもらっていたとき、話す側はどんな気持ちになったでしょうか?

マイクを持って話す少年が笑顔で発言している様子

「相手が悪い態度だと違和感があった」との意見もあり、聞き手の態度次第で話しやすさや雰囲気が変わることを実感できたようでした。相槌をうったり話したことに関心がある態度を見せてくれたりすると、聞いてくれている!と安心して話せますね。

五感を表すアイコンのイラスト。視覚(目)、聴覚(耳)、嗅覚(鼻)、味覚(舌)、触覚(手)のそれぞれを象徴するシンボルが描かれている。
情報は5つの感覚“五感”でキャッチ

私たちは目で見たもの、耳で聴いたもの、鼻で感じるにおいなどから情報を得ています。コミュニケーションは色々な感覚を使うので、言葉だけでなく態度で応えることが大切なんです。今日からすぐ実践してみてください!きっと、今までよりも会話が広がる楽しさを感じられるはずです。

聞き出す力とチームワークで謎を解明! 〜名探偵ゲーム1回戦〜

会話をするとき、話すだけでなく聞く態度も重要だということがわかりましたね。ここからは、さらに会話を弾ませる“聞き出す力”を使ったゲームに挑戦します。お友達がする質問への回答もしっかり聞くことがポイントです!

ルールは質問だけで好きな動物を当てること。3分以内に答えを導き出し、見事正解となるでしょうか?
名探偵くみまちキッズ、推理開始です!

笑顔で楽しそうに会話を聞いている二人の子どもたちが写っている教室のシーン。
「哺乳類?」「羽はある?」 まずはざっくり絞り込み

「四足歩行?」「家で飼える?」「大きさは?」など次々と質問をしていく子どもたち。徐々に答えが見えてきたような…? 途中、わかったかもしれないとのことで話し合いが行われましたが、もう少し質問した方が良いという結論になったようです。ひとりで考えるのは難しくても、協力して意見を出し合えば違う視点に気づき、新しい考えに辿り着けるとわかる場面でした。

その後も質問は続き、「どんな鳴き声?」に対して「鳴き声は知らない」との答えが返って来ると、ついにこんな質問が。

女の子が笑顔で座っている様子。背景には木の壁と窓が見える。
「耳が長い?」 答えは「長い」、ということは…

これまで集めた情報と、耳が長いという特徴。子どもたちは同じ動物を思い浮かべたようで、すぐに1つの答えに辿り着きました。
みなさんもわかりましたか?答えは「うさぎ」です!
各自、知りたいことを聞いていたのですが、自分以外がした質問への回答を踏まえて質問内容を決めていたのが素晴らしい!好きな動物を当てるという共通の目標に向かって、お互いの意見を尊重しつつ自分の意見もしっかり伝え、様々な意見に耳を傾ける。これができていたからこそ、欲しい情報を聞き出せたんですね。

子どもがマイクを持ちながら話しているシーン。楽しそうに笑顔を見せている。
相槌をうちながら笑顔で聞く姿勢、できてたね!

ところで、質問には掘り下げてたくさん知るもの・答えを絞り込むものの2種類があることはご存知ですか?先ほどのゲームだと、「どんなところが好き?」「何色?」「大きさは?」がたくさん知るための質問で、相手に考えさせる聞き方(拡大質問)です。一方、「哺乳類?」「飛び跳ねることがある?」などは、曖昧な情報をはっきりさせて答えを絞る、はい・いいえで答えられる聞き方(限定質問)に該当します。

情報を整理しながら2種類の質問を上手く使うと、回答者は話しやすく、質問者は欲しい情報を得やすくなるのです。1回目のゲームは、質問力と抜群のチームワークで見事乗り切りましたね。この経験を活かして2回目の問題に挑みます!

超難問かも!質問から連想できるかな? 〜名探偵ゲーム2回戦〜

続く2回戦は、聞く態度はもちろん、質問の種類も意識して取り組みました。テーマは先ほどと同じで好きな動物です。話し手(マスター)をじゃんけんで決めたら、ゲームスタート!

子どもたちがテーブルを囲み、笑顔で会話を楽しんでいる様子。
「鳴き声は?」「黒い?」「尻尾が生えてる?」 絞り込む質問が多かったです

「動きが遅い?」「甲羅がついている?」「手のひらに小さな吸盤がある?」「強い?」、1回目と同様にたくさんの質問がありましたが、なかなか正解には辿り着かない様子でした。でも諦めずに質問をし続け、「蛇に似ている?」への回答が「はい」だったとき、やっと答えが。黒くて小さくて尻尾があって、蛇に似ている…その答えは、「アカハライモリ」!
これは難しい問題でしたね。

子どもたちがマイクを持って笑顔で話している様子。
「ゴリラだと思った!」 黒い動物だとそう思っちゃうね

名探偵ゲーム、お疲れ様でした。
推理をした感想は、「好きなものがわかっていると思っていたけど、難しかった」「答えが思っていたものと違った」など。脈絡のない質問をするのではなく、何を聞いたらもっと絞り込めるかを考え、その考えを共有しながら一緒に正解を目指す姿が印象的でした。

子どもがマイクを持って話している様子
「どんどん種類を絞っていかないと正解に辿り着けなかった」

このゲームの中で、質問力・チームワーク・良い態度の全てを体現できましたね。会話と笑顔が絶えない楽しいワークとなりました!

お友達との距離がもっと縮まる 〜インタビューゲーム〜

ここまで、会話をするときの聞く態度や話し方、質問の種類について学んできました。子どもたちを見ると、授業の最初はやや緊張した様子があったものの、ゲームで会話が弾んだこともあり、とてもリラックスした表情になっています。質問するのに慣れてきたところで最後のワーク、インタビューゲームに挑戦です。質問内容は自由!どんな質問が飛び出すのでしょうか。

子どもたちがテーブルで活動している様子。女の子が男の子に指を指して話しかけている。
好きな漢字“星”について話し中
2人の子供がテーブルで向かい合い、対話を楽しんでいるシーン。周囲には他の参加者やテーブルの上に書類や文房具が見える。
「何かを育てるゲームが好き」に対し「何人でやるの?」など掘り下げます

習い事・好きな教科・趣味などについて質問し、そこから詳しく聞いていきました。「はい」「いいえ」の2択で答えられるものだけだと会話が続かなくなりますが、好きな理由は?逆に苦手なのは?と、どんどん他の質問へ繋げていき、自然と話が深まっていました。

子供がマイクを持って話している様子。背景には窓があり、座っている他の子供たちも見える。
「自分のことを深掘りできたのが良かった」 自分を知る良い機会になったね

感想発表では、「相手のことがわかって良かった」「相手がしっかり聞いてくれると気分が良い」と、お互いをよく理解できたことを教えてくれました。 でも自分のことを説明するのって意外と難しいんですよね。 自分の好みって何だろう?と悩む場面も見られました。それでも何とか言葉にして伝え、聞く側も答えやすいように配慮をしていたので、知らない自分に気づくきっかけになったようです。

様々なコミュニケーション手段

今回の授業のポイントである聞く態度。この“きく”には「聞く」と「聴く」、2種類の漢字があります。
※「聞く」は自然に耳に入る、耳に入る音全般、「聴く」は自分が注意して聴く音

コミュニケーションで大切なのは、積極的に聴くことです。

耳、目、心のアイコンと共に「聴く」と書かれた教育的なイラスト

授業では会話でコミュニケーションをとりましたが、方法はこれだけではありません。ジェスチャー・読話・筆談・手話・表情…他にも色々なやり方でコミュニケーションをとることが可能です。

例えば株式会社カインズ・ビシネスサービスでは、障がいのある人が働きやすい環境を整えており、ひとりひとりの得意を活かした仕事ができています。文字や写真で情報を共有するなど、会話だけに頼らないコミュニケーションも積極的に取り入れているので、話すのが苦手、読むのが苦手な人とも意思疎通が図れるんですよ!
※この取り組みが評価され、障害者雇用優良中小事業主の認定も受けました

UDトーク(コミュニケーション支援アプリ)といったツールも、企業や学校、消防署での導入が進められていて、誰もが同じようにコミュケーションをとれる環境づくりが、どんどん広がりそうですね。

気持ちを込めて話して、聞いて

友達と話すとき、授業を受けるとき、話し合うとき、様々な場面で役立つコミュニケーション。話すだけでなく聞くことも大切でしたね。共感する、質問で話を掘り下げる、笑顔でいるなどのポイントも学べました。相手をもっと知るため、そして自分をもっと知ってもらうために、ぜひ実践してください。

それでは最後に授業の感想を!

笑顔で話を聞いている子供の姿と思われる、学習環境の中でコミュニケーションを楽しんでいる様子
「色々な人と話したいと思いました」 会話、楽しんで!
笑顔で話を聞く少女のポートレート。背景には授業の資料やパソコンが見える。
「聞く(聴く)態度を大事にしていきたいです」 笑顔で聞くのも大事!

「相手に合わせて対応しようと思います」「悪い態度にならないよう気をつけたいです」「話すときにも相手が聞きやすいように心がけたいです」、コミュニケーション上手になった子どもたちから、こんな感想が聞けました

考え方や感じ方は、人それぞれ違います。
ですが、お互いに理解しようと努力することで、良好な関係を築けるのではないでしょうか。 会話を深めようと思ったら、今日の内容を思い出して見てください。これから出会う人と、もちろん既に出会っている人とも、会話の広がりを楽しめますように。

今回もくみまち学校へご参加いただいたみなさま、ありがとうございます!
どの講座にも、子どもに自発的な行動を促すワークが用意されています。 決まった答えに誘導するのではなく、それぞれの考え方に共感しみんなで答えを探していくことで、チームワークや他者尊重といった社会に出てからも役立つ経験を積むこともできますよ。

発表は苦手、人見知りだから知らない人と活動なんて…と思っていても、参加すれば苦手意識が薄れていくはず。ひとりひとりが自信をもって前向きに行動できる場所、それがくみまち学校です。自分の意外な一面にも気づけるかもしれません。様々な発見がある授業を通して、一緒に自分自身をレベルアップしていきましょう!

子どもたちが笑顔でポーズを決めている写真、コミュニケーション活動の一環として成果を表現しています。
新学期もたくさん友達ができる予感!

ご参加いただいた皆様、
ありがとうございました!

メッセージ

CAINZからのメッセージ

株式会社カインズ

私たち1社でできることは限られていますが様々な共感企業さまと「くむ」=「共創」することによって今後地域で生まれる様々な課題に対して共に解決することを「くみまち構想」として取り組みを開始いたしました。未来のまちに生きる子供たちに向けた講座を開講できることとなり大変嬉しく思っております。

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