行田市とカインズ 行田店が開催した「親子DIYワークショップ」
夏休みの親子が一緒にものづくりを楽しみながら、性別に関係なく協力する大切さを体験する――。
2026年8月8日、行田市とカインズ 行田店(以下、行田店。)は、男女共同参画の視点を取り入れた「親子DIYワークショップ」を開催しました。会場となったVIVAぎょうだには、行田市内の小学生とその保護者9組20名が集まり、キッズミニチェアの制作に取り組みました。

ものづくりを通じて広がる親子の学び
今回のワークショップを主催したのは、行田市人権・男女共同参画推進課です。
男女共同参画というと、制度や社会の仕組みを思い浮かべる人もいるかもしれません。しかし、家庭の中で誰が何を担当するか、互いの得意なことを生かして協力できるかという点も、身近なテーマの一つです。
そこで今回は、親子で取り組めるDIYを通じて、固定的な役割分担にとらわれず、一人ひとりができることや挑戦したいことを生かす機会をつくりました。
電動ドリルにも挑戦してキッズミニチェアを制作
当日、参加者が制作したのはキッズミニチェアです。作業では、電動ドリルを使った穴あけ、ねじ止め、やすり掛け、色塗りに挑戦しました。

はじめは電動ドリルの扱いに苦戦する子どもたちの姿も見られました。それでも、使い方を確認しながら作業を続けるうちに、次第に操作にも慣れていきました。中盤からは電動ドリルを使う姿が板につき、その飲み込みの早さに、周囲から驚きの声が上がりました。
制作中に印象的だったのは、親子が自然に役割を分担しながら作業を進めていたことです。保護者が支える場面もあれば、子どもが自分で工具を扱い、保護者に相談しながら作業する場面もありました。

「ここを押さえていて」
「次はこのねじかな」――。
作業を通じて生まれる会話の中には、親子が互いに考え、協力しながら完成を目指す姿が表れていました。性別によって役割を決めるのではなく、それぞれの関心や得意なことに合わせて自然に協力する姿が印象的でした。
完成後も続いた親子のものづくり
限られた時間の中で、色塗りまで終わらなかった親子もいました。そこで、後日店舗で仕上げを楽しめる「後日色塗りチケット」を配ることとしました。
この工夫により、参加者は完成を急ぐことなく、組み立て作業に集中できました。制作したキッズミニチェアを大切そうに持ち帰る子どもたちの姿も見られました。

チケットを利用し、当日午後に2組、翌日以降も複数組が行田店を訪れ、色塗りを楽しみました。ワークショップの体験が一度きりで終わらず、参加者が再び店舗を訪れDIYを楽しむきっかけになりました。
行政と企業、それぞれの強みを生かして
行田市にとって、DIYワークショップの開催は今回が初めてでした。専門的な工具を使う体験を企画するには、内容の設計や安全面への配慮、指導体制の準備が必要です。
行田店が協力することで、こうしたものづくりの専門性を生かしたプログラムが実現しました。一方、行田市は男女共同参画というテーマを企画の軸に据え、親子が参加しやすい場を整えました。
講座を担当した行田店メンバーからは、「保護者の方とお子様に、夏休みの思い出として組み立てや塗装を楽しんでいただけてうれしく思います。」と振り返ります。
行田市からも、「DIYはこれまで未開催でしたが、思い切ってやって良かった。」と前向きな評価が寄せられました。
ものづくりを通じた協力をこれからも

今回の取り組みは、親子の交流の機会を生み出すとともに、ものづくりを通じて協力し合う大切さを体感できる場となりました。
また、行政の持つ地域課題への視点と、企業の持つ専門性を組み合わせることで、新たな学びの機会を創出することができました。
カインズは今後も、地域とともに学びや交流の機会づくりに取り組んでいきます。
